ローズマリーは地中海沿岸が原産地とされ、原産地では海に面した崖から山間部に自生していて主に立性、半匍匐性、匍匐性の3つのタイプがあります。
「ローズマリー」の名前はラテン語の「海のしずく」という言葉に由来しています。波のしぶきのような色や形のかわいい花を咲かせます。森休のようなさわやかな香りで、真冬でも緑の葉を茂らせていることから、クリスマスの際には、飾りのためのリースなどに利用されます。ヨーロッパでは、古くから、魔よけのお守りとしても使われます。
抗酸化作用の最も強いハーブとして知られ、体内の活性酸素をやっつけて身体の老化を防止してくれます。そのため「若返りのハーブ」ともいわれています。料理(肉の臭み消し)などにも使われなじみの深いハーブの1つです。
学名:Rosemarinus officinalis
原産国:モロッコ
*原産国は季節等により予告なく変更になる場合がございます
使用部位:葉部
キッチンハーブとしてもよく使われているローズマリーは、多くの優れた作用があります。
古代ローマ・ギリシャ時代から若さを保つハーブとして利用されてきました。
成分のロスマリン酸が抗酸化作用に優れ、体内の老化を防ぐ役割をしています。また血行障害によるもの(冷え性をはじめ、肩こりや頭痛)、脳の活性化(記憶力・集中力向上、眠気防止の他、認知症予防にもよいとされています)、皮膚の老化防止といったアンチエイジングなど。他にも疲労回復や消化器系のトラブル、うつ、風邪などにも高い効果があるとされています。また精油(エッセンシャルオイル)には収斂作用にすぐれた効果があるので、るんだ皮膚やむくみを好転させてくれる働きがあるともいわれています。
上記の効果の他にも、強肝作用や健胃効果、鎮痛作用、血圧上昇、胆汁分泌促進、抗リウマチ、毛髪成長促進などの効果があると言われています。
*参考図書
「グリーンファーマシー James A Duke著」
「メディカルハーブ安全性ハンドブック アメリカハーブ製品協会編集」
「メディカルハーブの辞典 林真一郎編集」
「ハーブの安全性ガイド Chris D. Meletis著」
「薬用ハーブの機能研究 CMPジャパン(株)編集」
どんな味??
すっきりするもしくはツーンとする独特な香りがあり、好き嫌いがわかれます。
味はほとんどありません。味の強いハーブとブレンドすることが多いです。風味にクセがあるため好みが分かれるところですが、この風味が嫌いというのでなければ特別飲みにくくはないので、さっぱりとしたお茶感覚で楽しむことができます。葉は癖のある香りがしますが、ティーとしては癖が無くすっきりした味です。
■おすすめブレンド →うつ・落ち込みには、タイム、レモンバームとともに。
→眠気、無気力(+脳の活性化)には、ヒソップ、ペパーミントとともに。
→更年期障害:レッドクローバー、ローズとともに。
→冷え性:ジンジャー、フィーバーフューとともに。
→疲労:レモンバーベナ、ローズヒップとともに。
こんな使い方もありますよ! 葉は肉料理のスパイス、茎はジャガイモのバター炒めなどの料理に使われるほか、ドレッシングやソースの香りづけにも用いられます。花はポプリとしても使われ、枝は香木や芳香剤になったり、虫よけに使われたりします。入浴剤、石けん、香油などにも広く利用されています。その他にも、ローズマリーは肝臓にも良いといわれています。
『お酒を飲みすぎたり、タバコを吸い過ぎた』翌日には、紅茶の葉にローズマリーの葉を 混ぜ合わせたモノを飲むといいですよ。 また浸出湯をスプレーにしてフケ防止用の整髪料として使うこともできます。
ご注意
■1日、2から3杯を目安にお飲みください。
*妊娠中の方や高血圧の方は直接精油をかいだり、長期間使用するのは控えた方がよいです。
*ブレンドのハーブは、原料の供給状況によって異なるブレンドに変わることがあります。ブレンドのハーブ内容をご確認ください。
※メディカルハーブは薬理作用がありますが、お薬ではありません。あくまでもあなたの健康維持と体調の不調を整える目的で御利用ください。
※初めてハーブティーを飲まれる方は、1ヶ月をめどに1日の量を守って試してみてください。
※また妊娠中の方、薬を服用されている方、持病のある方で御心配な方は、 かかりつけのお医者様もしくは当社まで
メールにてお問合せ下さい。
さらに詳しいハーブの情報・学術データは、こちらのハーブ&スパイスガイドで!